工作機械を学ぶあなたに新たな気付きを!
このサイトはこんな人に向けた情報サイトです
- すでに工作機械を使っている職人さん
- これから、ものづくり業界ではたらく勉強熱心さん
- 機械設備を販売する商人さん
ものづくり業界すべての人に、
”新しい気付き”と、”体系的な学び”をご提供します!
工作機械の種類から学ぶ!
それぞれの工作機械ができる加工の基本的な知識・機械の構造・生産しているメーカーごとの特徴・使える高付加価値周辺機器・最新の動向について体系的に学べます!
- マシニングセンタ (立形 / 横形)
- 5軸制御マシニングセンタ
- 5面加工機(門型加工機・プラノミラー)
- 微細マシニングセンタ
- フライス盤 (立形 / 横形)
- ボール盤・ラジアルボール盤
- 旋盤(汎用 / 簡易NC /自動盤 など )
- ターニングセンタ(複合加工機)
- 研削盤 (平面 / ロータリー / 円筒 / 内面 / センタレス )
- 放電加工機(ワイヤー / 形彫)
- 仕上げ加工機 (ラップ盤 / ホーニング盤)
- 歯車加工機(ホブ盤 / シェービング盤 / 歯車研削盤)
- キー溝加工機(キーシーター / スロッター / ブローチ盤)
- 鍛圧機械 プレス系(機械式 / 油圧式 )
- 鍛圧機械 板金系(シャーリング / プレスブレーキ / タレットパンチプレス )
- レーザー加工機
- 射出成形機
- 金属積層造形
- 超音波加工機
- 測定器(3次元 / 画像 )
- CAD/CAMソフト
マシニングセンタ (立形 / 横形)
工作機械といえばの代表例!数多くのメーカーがそれぞれ特徴を持ったマシニングセンタをラインナップしていて、毎月のようにどこかのメーカーが新しい機能をもった新製品を発表しています。
5軸制御マシニングセンタ
The 最新マシン!就労人数減少問題の製造業における救世主になれるか?
マシニング系メーカーたちが、多くのユーザーにとっての5軸マシニングの初号機になるために、『わかりやすい操作性』・『工程集約』・『多機能性』をキーワードに技術開発しています。ヨーロッパではずいぶん一般化されているようですが、日本では今後が期待の新興市場です。
5面加工機(門型加工機・プラノミラー)
鉄工所の経営者ならだれしも設備導入を夢見る超大型工作機械!
全長60mにわたるサイズの機械もあります。このサイズでもミクロン単位の加工精度を安定的に実現するための機械の作り込みは圧巻です。大型加工機特有の『熱変位対策』がキーワードになります。
ちなみに、長さ100mmの鉄鋼は温度が1℃変わると約0.001mm(1μm)変化します。全長60mの五面加工機の場合、機械温度が1℃上がると600mmも熱膨張で変形します。加えて、切削後にワークの熱膨張もあるので、熱変位は重要なポイントになります。
「長時間運転での安定した加工精度をいかしてクリアするか?」というひとつの問題への取り組み方法が各社ごとに違うことも非常に面白いです。
微細マシニングセンタ
「僕の目には加工箇所が見えません!」といったワークを加工する超高精度な工作機械!
「光学部品」•「医療機器部品」•「微細」といった加工をするために特化した加工機です。
フライス盤 (立形 / 横形)
昔ながらの工作機械です。ここ数十年で大きく形を変えていませんが、数社の歴史ある専業メーカーたちが、『汎用性の高さ』と『使いやすさ』を追求した新機能を出しています。
ボール盤・ラジアルボール盤
穴あけ/タップに特化した機械と思われがちですが、実は工夫しだいでいろいろな加工ができます。
旋盤(汎用 / 簡易NC /自動盤 など )
「これぞ工作機械」といった感じの工作機械の代表例!
マシニングセンタ同等のメーカー数があり、ひとえに”旋盤”といえど、20種類近くのタイプがあります。
ターニングセンタ(複合加工機)
5軸制御マシニングセンタの旋盤バージョン!
旋盤系メーカーが、『わかりやすい操作性』と『多機能性』をキーワードに技術開発しています。
研削盤 (平面 / ロータリー / 円筒 / 内面 / センタレス )
フライス加工/旋削加工後に、ミクロン単位での加工精度を出すためのマシン!
ワーク形状によってさまざまな研削盤種類があり、かなり奥深い職人技系の工作機械です。キーワードは『脱 職人技』・『加工面精度』です。
放電加工機(ワイヤー / 形彫)
導電性ワークなら、どんなに硬くても加工できちゃうマシン!
放電エネルギーによって、 高硬度材・難削材加工を高精度に加工できる工作機械です。キーワードは『大型化』・『加工面精度』・『自動化』です。
仕上げ加工機 (ラップ盤 / ホーニング盤)
研削工程後から更にワーク表面にこだわるためのマシン。摩擦抵抗を減らすことが目的になることが多いです。
歯車加工機(ホブ盤 / シェービング盤 / 歯車研削盤)
身の回りに実は溢れている歯車(ギヤ)を加工するためのマシンです。歯車の用途によって、さまざまなサイズと要求精度があるため、加工方法は本当に多様です。
最近、多品種少量生産ではターニングセンタや5軸制御マシニングセンタでのギヤ加工も増えてきています。ターニングセンタや5軸制御マシニングセンタで加工するメリットとして、ある程度の加工まではそれぞれフライス/旋削加工で形状を作って、最後にギヤ加工工程を入れるというやり方ができる点もあります。
キー溝加工機(キーシーター / スロッター / ブローチ盤)
ワークに溝を彫る機械で、昔から変わることなきマシン。
マシニングセンタや旋盤といった加工機がキー溝加工機の役割をとって替っていますが、安定した加工精度のために、まだしばらくは活躍し続ける工作機械です。
鍛圧機械 プレス系(機械式 / 油圧式 )
金型を押し付ける圧力を生み出すマシン。
鍛圧機械自身が作り出すパワーに耐える剛性と、ワーク材料の応力計算して作られた金型の調和で初めて加工が成り立ちます。
鍛圧機械 板金系(シャーリング / プレスブレーキ / タレットパンチプレス )
板金を曲げたり切ったりするマシンの総称です。
レーザー加工機
レーザーで板を切断するマシン。
CO2レーザー・ファイバーレーザー・DDLレーザー、さまざまなレーザー発振方式があります。SDGsによって環境問題を重要視されている世界のメガトレンドで、これからレーザー加工方式がガラッと変わってくるであろうホットな市場です。キーワードは『発信方式』・『エネルギー効率』です。
射出成形機
樹脂材料を高温で溶かして、金型に流し込んで樹脂部品を成形させる機械です。ホッター/金型/射出成形機の組み合わせ相性がノウハウになる機械ですので、金型を中心とした周辺機器の知識が必要です。
金属積層造形
次世代のものづくりの常識になるのか? 工作機械メーカーが自社製品との組み合わせ可能な積層造形方式を採用しながら相乗効果を狙っていますが、実状は模索状況です。次世代の工作機械のリーダーを決める要因になりうるマーケットです。
キーワードは『積層方式』と『対応する金属素材種類の量』です。
超音波加工機
ピコ秒・ナノ秒という学術的な時間単位で主軸が微弱振動して、ワークを加工するマシンです。ワーク材質は脆弱材と呼ばれる石英ガラスやセラミックが多い現状です。
測定器(3次元 / 画像 )
工作機械ではないのですが、機械加工しても要求精度通りに加工できていなければ、不良品になってしまいます。精度通りに加工できているかを計測する装置です。『自動or手動』・『高精度度合い』でグレードがかわってきます。
CAD/CAMソフト
パソコンで『製品設計(CAD)・加工プログラム(CAM)』を作るためのソフトです。3D CADであってもフリーソフトがインターネット上に出回っていますし、CAM作成については工作機械の制御装置の対話機能が充実化されている現況ですが、実はCAD/CAMソフトのマーケットは年間で4,000億円程度の市場規模があり、年々増加傾向にあるマーケットです。
また、近年はIT導入補助金というCAD/CAMソフト導入に適切な補助金もあることで、これを機に新規導入している機械加工屋さんがより一層増えています。
CAD/CAMソフトの選定においては、『大手CADとの連携』・『使いやすさ』・『バージョンアップを定期的にしているか(最新加工技術を取り込む)』がポイントになります。
一緒に工作機械を学べば、もっと ものづくり業界のことが好きになれます!
私はとても好きです。
みなさんが工作機械でわからないことが出たときに「まなぶくんサイト見るか!」ってなってもらえるように、魂込めていきます!!